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最終更新日:2024/09/26

花岡 裕吉

ハナオカ ユウキチ (Yukichi Hanaoka)
論文
タイトル
唾液中βディフェンシンおよびSIgAを用いた柔道選手の減量時におけるコンディション評価
タイトル(英)
参照URL
https://researchmap.jp/hana3/misc/36561012
著者
清水和弘,花岡裕吉,平岡拓晃,渡部厚一
著者(英)
担当区分
概要
体重階級制競技における減量は激しい運動に加えて食事制限や脱水を伴い、著しいコンディション低下を招く。その一つとして、減量による免疫抑制が上気道感染リスクを高める可能性がある。本研究では、上気道感染の防御に働く唾液中のβディフェンシン2(hBD2)および分泌型免疫グロブリンA(SIgA)について試合に向けた減量による影響を調べ、コンディション評価指標としての有用性を検討することを目的とした。男子大学柔道選手14名を対象とし、減量群(WL群;7名)もしくは減量なし群(CON群;7名)に分けた。WL群は試合に向けて普段用いる方法で3週間減量を実施した。試合の3週前、2週前、10日前、1週前、計量日の朝に身体組成、唾液hBD2およびSIgA分泌量、自覚症状について調べた。WL群の体重は計量日に有意に低下した(p<0.05)。唾液SIgAおよび唾液hBD2分泌量について、WL群では計量日において有意に低下し(p<0.05)、CON群では有意な変動は認められなかった。またWL群は試合に近づくほど喉頭部痛、悪寒、倦怠感といった自覚症状が増加した。本研究では試合に向けた3週間の減量で唾液hBD2およびSIgAの低下とともに喉頭部痛等の自覚症状が認められたことから、両者は減量時のコンディション評価指標として有用である可能性が示唆された。(著者抄録)
概要(英)
出版者・発行元
(一社)日本臨床スポーツ医学会
出版者・発行元(英)
誌名
日本臨床スポーツ医学会誌
誌名(英)
30
1
開始ページ
139
終了ページ
147
出版年月
2022年1月
査読の有無
招待の有無
掲載種別
ISSN
1346-4159
DOI URL
共同研究・競争的資金等の研究課題