HPSCパッケージ

HPSCパッケージとは?

スポーツ医・科学、情報分野からのサポート・講習会で用いた資料やアプリケーションをはじめとするHPSCのノウハウ・知見をパッケージ化したものです。
HPSCパッケージには、「個人型」「機関型」の2つの区分があります。
「個人型」のパッケージには、サポート・スペシャリストの方へ、HPSC作成の講習会資料等をご提供する、
栄養や心理の講習会があります。

「機関型」のパッケージには、全国各地のHPSCネットワーク連携機関(スポーツ医・科学センター、大学等の研究機関等)へ、HPSC作成の測定マニュアルやPCアプリケーション等をご提供する、スポーツ外傷・障害予防(姿勢チェック)映像・情報技術があります。

個人型 連携機関型

HPSCパッケージの紹介(2023年12月現在)

現在、以下の分野でパッケージを展開しています。

■個人型
スポーツ栄養講習会
公認スポーツ栄養士の資格をお持ちの方で、HPSCが定める要件を満たす方が講習会を行います。
アスリートのための食事の基本 本パッケージの基本となる、栄養や食事の基本を押さえたテーマです。
アスリートのための食事の基本ジュニア版
(基礎編・実践編)
小学5年生~中学3年生のジュニアアスリート向けの栄養や食事の基本を押さえたテーマです。
アスリートのための水分摂取・脱水対策 水分摂取の必要性と、脱水対策に関するテーマです。
アスリートのための貧血予防  貧血予防に関わる栄養分野の内容をまとめたテーマです。
アスリートのためのウエイトコントロール
(減量編・増量編)
競技特性等に応じた体重調整の基本的な考え方から実践方法までをまとめたテーマです。
アスリートのための海外遠征時の食事 移動、衛生、水、食事といった海外遠征時に注意するポイントをまとめたテーマです。
スポーツ心理講習会
スポーツメンタルトレーニング指導士の資格をお持ちの方で、HPSCが定める要件を満たす方が講習会を行います。
【アスリートのためのメンタルトレーニング】
 メンタルトレーニング技法を網羅的・総合的に身につけることを目指す、座学形式の講習会によりサポートを行うパッケージです。共通部分、基礎編(3トピック)、応用編(8トピック)で構成されています。
  ■共通部分 メンタルトレーニングとは
■基礎編

メンタルトレーニング技法の獲得
トピック1 経験を言葉にして整理する:
ピークパフォーマンス分析、目標設定、KPT(Keep、Problem、Try)法
トピック2 自分の特徴を客観的に理解する:
自己分析(JISS競技心理検査(J-PATEA)、心理的競技能力診断検査(DIPCA.3)、YG性格検査、NEO-PI-R)
トピック3 身体を通して心を整える:呼吸法、暗示技法、姿勢(パワーポーズ)
■応用編

メンタルトレーニング技法の活用法
トピック4 パフォーマンス発揮に向けて集中力を研ぎ澄ます:
セルフトーク、イメージトレーニング、プレ・パフォーマンスルーティン
トピック5 本番に近づけた練習をするために:
イメージトレーニング、
プレ・パフォーマンスルーティン
トピック6 モチベーションの質を高めるために:
目標設定、サイキングアップ、モニタリング
トピック7 プレッシャーに打ち勝つために:ポジティブ思考、筋弛緩法、呼吸法
トピック8 いつもと違う環境で実力発揮するために:
キューワード、視線のコントロール、プレ・パフォーマンスルーティン
トピック9 怪我と向き合うために:
ソーシャルサポート・ネットワーク分析、認知再構成法、イメージトレーニング
トピック10 スランプと向き合うために:
ピークパフォーマンス分析、目標設定、プレ・パフォーマンスルーティン
トピック11 チームワークを高めるために:
目標設定と共有、ディベート、構成的グループ・エンカウンター
【チームビルディング】
 ボッチャ競技を用いて、スポーツ心理学に基づきチームワーク形成を理論的かつ実践的に学ぶ、実技形式の講習会によるサポートを行うパッケージです。


■機関型
機関型のパッケージを活用したサポートを実施するには、「スポーツ外傷・障害予防」については、機関にご所属のスタッフの方が研修プログラムをご受講いただき、サポート・スペシャリストとして登録されることでパッケージの利用が可能となるとともに、機関としてはHPSCネットワーク連携機関(アスリート支援:FAAB)としての指定が必要となります。
(※現在、HPSCネットワーク連携機関の募集は行っておりません。今後の募集時期は未定です。指定基準等についてはこちらをご覧ください。)
「映像・情報技術」については、機関にご所属のスタッフの方が研修プログラムをご受講いただき、サポート・スペシャリストとして登録されることでパッケージのご利用が可能になります。

 スポーツ外傷・障害予防 
 
アスレティックトレーナー等の有資格者が、このパッケージを用いたサポートを行います。

【姿勢チェック(FAAB)】
アスリートの姿勢や動作を評価するプログラムで、Functional Assessment for Athletic Body」の頭文字から「FAAB(ファーブ)」と呼んでいます。3台のWebカメラを使用し、アスリートを前(又は後、横、上の3方向から専用のアプリケーションを用いて同時に撮影し、撮影画像をフィードバック帳票に即時的に表示し、姿勢や動作に関する課題を見つけ、スポーツ外傷・障害予防をサポートするパッケージです。

FAAB写真_HP掲載用

映像・情報技術 
競技団体等に所属するアスリートに対して、映像/情報技術サポートを行う方が、このパッケージを用いたサポートを行います。

【JISS Air】
アスリートをビデオカメラで撮影し、JISSが開発した
プログラムを埋め込んだSDカード内で映像を自動圧縮し、
PC・タブレット・クラウド等へ自動転送するシステムです。
アスリートや指導者・コーチに対して、映像の即時フィードバックが可能です。

JISS Air概要図

【JISS strobo】
アスリートをビデオカメラで撮影し、映像を連続写真に変換することができる、PCアプリケーションです。アスリートや指導者・コーチが、その場での動作(連続写真)を確認できます。            

映像・情報技術

HPSCパッケージを用いたアスリート支援の流れ

HPSCパッケージを用いたアスリート支援を実施するには、まずHPSCによる研修プログラムをご受講いただきます。研修プログラムを修了し、サポート・スペシャリストとしての登録が完了した皆様が、競技団体等の依頼に応じて、アスリートや指導者・コーチ等に対して、パッケージを活用したスポーツ医・科学、情報分野からのサポートを実施することが可能となります。

研修プログラムとは
HPSCスタッフからHPSCパッケージの各分野・テーマの内容や実施方法を共有する、サポート・スペシャリストに登録されるために必要な研修です。
なお、研修プログラムをご受講いただくには、HPSCが定める資格等の要件を満たす必要があります。
サポート・スペシャリストとは

HPSCパッケージを用いて、アスリートや指導者・コーチ等に対して、スポーツ医・科学、情報分野からの
サポートを実施することができる講師・専門家の方です。

HPSCパッケージを用いた支援

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