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人材検索について
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最終更新日:2025/09/29
中村 真理子
ナカムラ マリコ
(Mariko Nakamura)
共同研究・競争的資金等の研究課題
- タイトル
- 暑熱環境下での運動能力低下の要因と身体冷却の中枢性作用機序の解明
- タイトル(英)
- Factors contributing to reduced exercise capacity in a hot environment and the central mechanism of action of body cooling
- 研究概要
- 本研究の目的は、実験室及びフィールドベースにおける暑熱環境での実験を行い、身体内部冷却及び外部冷却の効果を同一の実験系で比較することである。身体冷却には、これまで実績のあるクーリングベスト着用による身体外部冷却や流動性の氷飲料として知られるアイススラリーを用いた身体内部冷却に加え、スポーツ界で話題の冷却対策となる動静脈吻合血管を用いた手掌・前腕部冷却介入を新たに追加する。さらにそれらの成果を一流アスリートのパフォーマンス、暑熱環境下のスポーツ活動を安全に行う一般のスポーツ現場である学校での体育や部活動などすべての身体活動を含む場に応用し、スポーツ活動全般における熱中症事故を防ぐ啓発活動へと発展させることである。 これまでヒトを用いた基礎実験では、有酸素能力の高い持久系アスリートを用いて暑熱環境下における運動間におけるアイススラリーを用いた身体内部冷却介入が持久性運動能力及び認知機能に及ぼす影響について観察することができた。特に、運動中における深部体温や心拍数、皮膚温などの生理指標の上昇、温熱感覚や疲労感といった主観的指標の増加、脳温の間接的指標である前額部深部体温の上昇と認知機能の低下がアイススラリーの摂取により抑制されることが示唆された。さらに、フィールド実験においては暑さ指数が非常に高い暑熱環境下において、深部体温などの生理的指標、体重減少量や温熱感覚などの測定を球技系アスリートを用いて行うことができた。 これまでの研究成果を学会やセミナー等でで発表すると共に学術誌へ論文を投稿する。
- 研究概要(英)
- 参照URL
- https://researchmap.jp/read0078635/research_projects/51326606
- 担当研究者
- 長谷川 博,鬼塚 純玲,柳岡 拓磨,中村 真理子
- 担当研究者(英)
- 提供機関
- 日本学術振興会
- 提供機関(英)
- Japan Society for the Promotion of Science
- 制度名
- 科学研究費助成事業
- 制度名(英)
- Grants-in-Aid for Scientific Research
- 研究種目
- 基盤研究(B)
- 研究種目(英)
- Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
- 研究機関
- 広島大学
- 研究機関(英)
- Hiroshima University
- 年月From
- 2022年4月1日
- 年月To
- 2026年3月31日
- 配分額(総額)
- 17290000
- 配分額(直接経費)
- 13300000
- 配分額(間接経費)
- 3990000
- 資金種別
- 課題番号
- 23K24739
- KAKEN URL