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最終更新日:2025/06/17

橋口 泰一

ハシグチ ヤスカズ (Yasukazu HASHIGUCHI)
論文
タイトル
グループエクササイズフィットネスの授業による学生の気分状態の変化(心)—エアロビクスエクササイズ・レジスタンスエクササイズ・ストレッチングエクササイズによる比較検討
タイトル(英)
参照URL
https://researchmap.jp/read0131842/published_papers/49509693
著者
菅野 慎太郎,橋口 泰一
著者(英)
担当区分
概要
本研究は,グループエクササイズフィットネスの授業による学生の気分状態の変化について調査し,体育授業によるメンタルヘルス改善に向けた授業内容の検討を行うことを目的とした。対象者は授業を受講した女子専門学校生18名のうち,測定値や回答に不備のなかった12名(18.2±0.6歳)を対象とした。授業は全6回分のグループエクササイズフィットネスで構成し,授業内容の内訳は,エアロビクスエクササイズ(第1・2回目),レジスタンスエクササイズ(第3・4回目),ストレッチングエクササイズ(第5・6回目)とした。気分状態の評価は,二次元気分尺度を用いて運動前後での気分状態の変化を測定した。運動強度の評価は,心拍計を用いて運動中の平均心拍数を測定した。分析方法については,運動前後における二次元気分尺度の変化を対応のあるt検定を用いて分析した。また,運動前後での気分状態の変化量を算出し,平均心拍数との関連性についてPearsonの積率相関係数を用いて分析した。その結果,①エアロビクスとレジスタンスでは共通して「活性度」「快適度」の増加がみられ,気分の高揚とストレス緩和に効果をもたらすことが示唆された。また,エアロビクスにおいては「覚醒度」の増加もみられ,覚醒水準(眠気)の回復に効果をもたらすことも示唆された。②ストレッチングでは共通して「安定度」の増加がみられ,リラックスや疲労の回復に効果をもたらすことが示唆された。また,立位の姿勢で実施した場合には「安定度」に加え,「活性度」「快適度」の増加もみられたため,ストレッチングによる気分変化は,姿勢の変化を考慮する必要も示唆された。③各エクササイズにおいて,平均心拍数(運動強度)と気分状態の変化には関連が認められなかった。このことから,気分状態の変化に合わせて体育授業の授業内容を構築するには,運動様式を考慮することが重要であると考えられた。
概要(英)
出版者・発行元
一般社団法人 日本体育・スポーツ・健康学会
出版者・発行元(英)
誌名
日本体育・スポーツ・健康学会予稿集
誌名(英)
74
開始ページ
131
終了ページ
出版年月
2024年
査読の有無
招待の有無
掲載種別
ISSN
DOI URL
https://doi.org/10.20693/jspehssconf.74.0_131
共同研究・競争的資金等の研究課題