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人材検索について
ハイパフォーマンススポーツに係る研究者やサポートスタッフ等の人材情報の検索ができます。HPSCに現在勤務する職員(HPSCスタッフ)、HPSCの勤務経験者(HPSC OB/OG)、HPSCの各種事業における協力者(HPSC事業協力者)のカテゴリーに分けております。人材データベースへのご登録はHPSCからご依頼させて頂いた方のみとしております。
清水 怜有
シミズ レイア
(Reia Shimizu)
講演・口頭発表等
- 発表タイトル
- パリ2024パラリンピック競技大会に おける村外サポート拠点での活動報告
- 発表タイトル(英)
- 参照URL
- 会議名
- 第4回日本パラスポーツトレーナー学会学術大会
- 会議名(英)
- 開催地
- 静岡県
- 開催地(英)
- 国名
- 概要
- 【はじめに】 これまで日本スポーツ振興センターでは、スポーツ庁の受託事業であるハイパフォーマンス・サポート事業の中で、日本代表選手団がケアやトレーニング、栄養、心理などの様々なサポートを受けられる村外拠点(以下、サポート拠点)を設置している。その中で2024年8月28日〜9月8日の期間に開催されたパリ2024パラリンピック競技大会時のサポート拠点にコンディショニングサポート分野のスタッフとして参加してきたため、その活動を報告する。 【コンディショニングサポート分野概要】 コンディショニングサポート分野では、①マッサージベッド、②セルフコンディショニング、③温浴・冷水浴・交代浴、④サウナ、⑤簡易バスタブの運用を実施した。スタッフは、理学療法士9名、鍼灸師/あん摩マッサージ指圧師2名(理学療法士の資格保有者1名含む)、柔道整復師1名(いずれもパラスポーツトレーナーの資格を保有)の合計11名であった。 【マッサージベッド/セルフコンディショニング】 マッサージベッドの運用は、アスリートがケアを受けられるように、マッサージベッドと電気治療や温熱治療などの物理療法機器を準備した。セルフコンディショニングのスペースは、アスリートがコンディショニングのために自由に利用できる場所であり、エアマッサージ器やストレッチポールなど各種コンディショニング機器が用意された。必要に応じてサポート拠点スタッフからのセルフコンディショニングに関するアドバイスを行なった。 【温水・冷水浴・交代浴/サウナ/簡易バスタブ】 温水・冷水浴・交代浴とサウナは、アスリートのリカバリーや減量などが実施できるように設置された。特に交代浴は、JISSでの交代浴施設で温浴には炭酸泉を使用しており、普段と同じ環境でのリカバリーができるように炭酸泉を準備した。温浴と冷水浴の温度は各個人の要望に応じて調整した。また、車いすアスリートなど幅広い障がいのアスリートが利用可能になるようにバスボードやシャワーチェアなどの物品を使用しながら対応した。簡易バスタブは、競技団体が任意の場所で入浴ができるように様々な大きさのバスタブの貸し出しを行なった。 【まとめ】 利用したアスリートからは、「いつものパフォーマンスを発揮することができた」、「選手村内だけでは調整が難しかった」などの声が現地で直接得られ、サポート拠点を設置する意義を感じた。また、今回様々な競技や障がいのアスリートを対応する機会を得ることができ、それぞれの障がいに合わせた配慮や利用しやすい環境作りなどの重要性も学ぶことができた。
- 概要(英)
- 国際会議かどうか
- 国内会議
- 主催者
- 日本パラスポーツトレーナー学会
- 主催者(英)
- 講演者
- 清水 怜有, 鈴木 章, 高橋 佐江子, 笹代 純平, 深見 和矢, 坂光 徹彦, 鳥居 昭久, 和田 弘, 赤岩 龍士, 玉置 龍也, 渡瀬 由葉, 小倉 小百合
- 講演者(英)
- 発表年月
- 2024年11月
- 招待の有無
- 会議種別
- 口頭発表(一般)
- DOI URL