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最終更新日:2024/08/19
竹村 藍
タケムラ アイ
(Ai Takemura)
共同研究・競争的資金等の研究課題
- タイトル
- 軽度な高気圧酸素を使用した高強度運動後のリカバリー方法の検討
- タイトル(英)
- 研究概要
- 本研究は、高強度運動後のリカバリーに対する軽度な高気圧酸素への滞在後に生じる変化を明らかにするためにおこなった。高強度運動は心循環器系を大きく変化させるために、軽度な高気圧酸素が心循環器系へ及ぼす影響を明らかにすることは重要である。2021年度は、軽度な高気圧酸素が循環器に及ぼす影響について明らかにするために実験を行った。本研究では軽度の高気圧酸素が血圧、心拍、血中酸素飽和度に及ぼす影響を明らかにした。被験者は10名 (男性6名、女性4名) で、異なる2日間に、通常環境、および、軽度の高気圧酸素の環境下に45分にわたって滞在した。軽度な高気圧酸素は、15分かけて1気圧 (常気圧) から1.3気圧に上昇し、その後15分間1.3気圧を維持したのちに15分かけて常気圧に戻る環境を使用した。酸素濃度は、通常環境が20.9%であるのに対し、同環境下では30%程度にまで上昇した。その結果、心拍数が低下し、血中酸素飽和度の上昇が認められた。また、軽度な高気圧酸素への滞在45分後時点の血圧の変化比率は、通常環境への滞在と比較して高値を示した。これらの結果は、軽度な高気圧酸素への滞在または滞在後に後負荷が上昇したものと考えられる。本研究結果から、軽度な高気圧酸素への滞在が及ぼす心循環器系への影響が明らかとなった。慢性的な高血圧または低血圧はいずれも健康に悪影響を及ぼす。慢性的な低血圧への改善に繋がる可能性がある一方で、高血圧を有する人に対しては使用に注意が必要であることが明らかになった。
- 研究概要(英)
- 参照URL
- https://researchmap.jp/Atakemura/research_projects/29651029
- 担当研究者
- 竹村 藍
- 担当研究者(英)
- 提供機関
- 日本学術振興会
- 提供機関(英)
- Japan Society for the Promotion of Science
- 制度名
- 科学研究費助成事業 若手研究
- 制度名(英)
- Grants-in-Aid for Scientific Research Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
- 研究種目
- 若手研究
- 研究種目(英)
- Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
- 研究機関
- 独立行政法人日本スポーツ振興センター国立スポーツ科学センター
- 研究機関(英)
- National Agency for the Advancement of Sports and Health
- 年月From
- 2020年4月
- 年月To
- 2024年3月
- 配分額(総額)
- 4160000
- 配分額(直接経費)
- 3200000
- 配分額(間接経費)
- 960000
- 資金種別
- 課題番号
- 20K19590
- KAKEN URL