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最終更新日:2024/02/05

宮本 直和

ミヤモト ナオカズ (Naokazu Miyamoto)
共同研究・競争的資金等の研究課題
タイトル
皮膚の弾性は3次元筋形状および筋パフォーマンスの決定因子であるか?
タイトル(英)
研究概要
本研究では,筋を囲む皮膚を中心とした結合組織が3次元筋形状を決定する因子であるか,またその3次元筋形状が力発揮および調節能力に及ぼす影響を明らかにすることを目的とする.今年度は,筋形状の違いは,素速い力の立ち上がりに影響を及ぼすか,またその影響の度合いは関節角度によって異なるか,を明らかにすることを試みた.健常若齢成人男性16名の右肢の足関節底屈筋群を対象とした.対象者は,仰臥位と伏臥位それぞれにおいて,膝・股関節は完全伸展位に保持し,足関節角度は,背屈位15 (DF15),中間位(N),底屈位15 (PF15)の3条件とした.全ての姿勢および足関節角度において,3Dスキャナを用いて,下腿三頭筋群の筋形状を推定した.本研究では,素速く力を立ち上げる能力は,電気刺激誘発の力で評価した.電気刺激は,すべての運動単位の活動する強度にて脛骨神経に皮膚表面から電気刺激を与え,等尺性の足関節底屈力を誘発した.各姿勢・足関節角度における電気刺激は,2連続,そしてその2秒後に単発の刺激を1セットとし, 5セット行った.電気刺激によって誘発された力から,力の最高値,収縮時間,力の立ち上がり勾配(力の最高値/収縮時間)を算出し,5セットの平均値を代表値とした. 力の最高値は,N,PF15においては,仰臥位が伏臥位よりも有意に高値を示した(P < 0.05).一方で,DF15では,力の最高値に姿勢間で差がなかった(P > 0.05).さらに,定量化された姿勢変化による下腿三頭筋群の筋形状の平坦化の度合いは,力の最高値の低下の度合いと正の相関が認められた(r = 0.54,P < 0.05).筋形状が平坦になると,素速い力の立ち上がりが阻害され,また,その度合いは,底屈位,言い換えると,筋長が短くなるにしたがい増長されることが示唆された.
研究概要(英)
参照URL
https://researchmap.jp/read0094733/research_projects/45163190
担当研究者
吉武 康栄,宮本 直和,金久 博昭
担当研究者(英)
提供機関
日本学術振興会
提供機関(英)
制度名
科学研究費助成事業
制度名(英)
研究種目
基盤研究(B)
研究種目(英)
研究機関
信州大学
研究機関(英)
年月From
2019年4月1日
年月To
2022年3月31日
配分額(総額)
15600000
配分額(直接経費)
12000000
配分額(間接経費)
3600000
資金種別
課題番号
19H04018
KAKEN URL