News


人材検索

人材検索について

ハイパフォーマンススポーツに係る研究者やサポートスタッフ等の人材情報の検索ができます。HPSCに現在勤務する職員(HPSCスタッフ)、HPSCの勤務経験者(HPSC OB/OG)、HPSCの各種事業における協力者(HPSC事業協力者)のカテゴリーに分けております。人材データベースへのご登録はHPSCからご依頼させて頂いた方のみとしております。

最終更新日:2024/03/26

清水 怜有

シミズ レイア (Reia Shimizu)
論文
タイトル
東京2020パラリンピック車いすバスケットボール競技決勝リーグにおける転倒発生と勝敗との関係について~転倒予防の重要性を考える~
タイトル(英)
参照URL
https://www.rinspo.jp/journal/2020/files/31-1/131-136.pdf
著者
水田 良実, 前田 慶明, 笹代 純平, 清水 怜有, 鈴木 章, 小宮 諒, 福井 一輝, 田城 翼, 堤 省吾, 吉見 光浩, 浦辺 幸夫
著者(英)
担当区分
概要
車いすバスケットボール競技では頻繁に転倒が発生する.試合中の転倒は傷害発生のリスクを高めるのみならず,次のプレーへの参加の遅れをきたし試合の勝敗にまで影響を及ぼす可能性がある.本研究の目的は車いすバスケットボール競技における転倒発生と勝敗の関係について探り,転倒予防の重要性を再確認することとした.東京 2020 パラリンピック車いすバスケットボール競技決勝トーナメントの公式試合動画(男女全 20試合)の転倒発生状況を分析した.分析項目は,転倒回数,転倒者の障がいクラス,転倒時のプレー時間,攻守,他のプレーヤーとの接触,コートエリア,ボール保持の有無,転倒後の試合経過とし,それらを勝 ちチームと負けチームで比較した.合計 326 回の転倒回数が記録され,138 回(42.3%)が勝ちチームで,188 回(57.7%)が負けチームで発生した.勝ちチームと負けチームでの転倒発生に関連する項目の比較では,転倒者の障がいクラスに有意な差を認めた(p<0.05). 特に,体幹のコントロールが良好な 4.0-4.5 の選手の転倒回数の差が大きく,勝ちチームは 29 回,負けチームでは 62 回であった.また,試合後半の転倒が勝ちチームでは 67 回,負けチームでは 116 回発生し,転倒発生時のプレー時間にも有意な差を認めた(p<0.05).車いすバスケットボールの転倒発生が試合の勝敗と関わっている可能性が示されたため,今後の転倒予防啓発の情報として活用していきたい.
概要(英)
出版者・発行元
出版者・発行元(英)
誌名
日本臨床スポーツ医学会誌
誌名(英)
32
1
開始ページ
131
終了ページ
136
出版年月
2022年10月
査読の有無
査読有り
招待の有無
掲載種別
研究論文(学術雑誌)
ISSN
DOI URL
共同研究・競争的資金等の研究課題