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最終更新日:2024/03/28

飯塚 哲司

イイヅカ サトシ (Satoshi Iizuka)
論文
タイトル
大学生における運動習慣と運動様式が膝関節軟骨厚に及ぼす影響-超音波画像診断装置を用いて-
タイトル(英)
参照URL
https://researchmap.jp/satoshi-iizuka/published_papers/36416666
著者
堀明日香,筒井俊春,前道俊宏,飯塚哲司,鳥居俊
著者(英)
担当区分
概要
膝関節は下肢の中心に位置し人々のADLに重要な役割を担っている。その膝関節の正常な働きを可能にするのが動作の潤滑さと負荷の緩衝に寄与する軟骨である。軟骨厚は近年日本で増加する変形性膝関節症の発症と進行を説明する1つの重要な尺度であり、一般的に厚い軟骨は薄い軟骨よりも衝撃緩衡能力に優れ健康な軟骨と考えられている。運動と軟骨厚の関係を明らかにし後年においても正常な軟骨を保つ生活習慣を促すことは急務である。本研究では、超音波画像診断装置を用いて大学生の膝関節軟骨厚を測定し運動習慣や運動様式による違いを明らかにすることを目的とした。対象は大学生510名(男子356名、女子154名)、計1020膝とした。超音波画像診断装置を用いて大腿骨内側顆荷重部の軟骨厚を測定し、異なる運動習慣と運動様式を持つ群間で比較した。男子においては、バスケットボールや陸上競技など、下肢に高頻度、高強度の負荷がかかる競技において軟骨厚が厚かった。また、男子、女子ともに継続的な運動を行っていない非運動群ならびに荷重負荷のかからない競技である競泳は、他の群に比べ軟骨厚が薄い傾向が見られた。本研究結果から、運動習慣や下肢への荷重負荷が加わる運動の実施が軟骨厚を厚くしている可能性が示唆された。したがって、若年期の運動により正常な軟骨厚を保つことが、後年においても関節の働きを維持することに役立つ可能性が考えられる。(著者抄録)
概要(英)
出版者・発行元
(一社)日本臨床スポーツ医学会
出版者・発行元(英)
誌名
日本臨床スポーツ医学会誌
誌名(英)
30
1
開始ページ
14
終了ページ
23
出版年月
2022年1月
査読の有無
査読有り
招待の有無
掲載種別
研究論文(学術雑誌)
ISSN
1346-4159
DOI URL
共同研究・競争的資金等の研究課題