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最終更新日:2025/10/07

安藤 良介

アンドウ リョウスケ (Ryosuke Ando)
共同研究・競争的資金等の研究課題
タイトル
超音波画像における“骨格筋の質”:エコー減衰補正法の開発と筋スティフネスへの影響
タイトル(英)
研究概要
本研究ではヒト骨格筋の質について評価し,筋の質というのはどのような特性があるのかについて調べることを目的とした.特に今年度は超音波断層装置を用いて,ヒト骨格筋の横断画像を撮影して,筋エコー強度が筋厚と筋断面積とどのような関係にあるのかについて検討することを目的とした. 成人男性40名(年齢:21.6 ± 1.2歳,身長:172.6 ± 6.2 cm,体重:64.3 ± 9.5 kg,BMI:21.5 ± 2.7 kg/m2)が実験に参加した.身長,体重,年齢等の身体特性,超音波断層装置により大腿中央部の横断画像を撮影し,大腿直筋,中間広筋,外側広筋におけるエコー強度,筋厚および筋断面積を計測した.また,膝関節角度90度における等尺性最大膝伸展筋力の測定を行った.40名の参加者を大腿直筋のエコー強度を基準にして,高エコー強度群と低エコー強度群の2群に分類し,エコー強度の違いが他のパラメータに及ぼす関係性について検討した.その結果,高エコー強度群においては,中間広筋エコー強度と中間広筋筋断面積と有意な正の相関関係が認められ (r = 0.615, P < 0.01),また中間広筋エコー強度と中間広筋筋厚と有意な正の相関関係が認められた (r = 0.699, P < 0.01).一方,低エコー強度群においては,大腿直筋エコー強度と大腿直筋筋断面積(r = 0.615, P < 0.01)との間に,また外側広筋エコー強度と外側広筋筋厚との間に有意な正の相関関係が認められた (r = 0.599, P < 0.01).さらに,大腿直筋エコー強度と大腿直筋筋厚(r = 0.615, P < 0.01)との間および外側広筋エコー強度と外側広筋筋厚との間に有意な正の相関関係が認められた (r = 0.563, P < 0.01).以上の結果からエコー強度の違いは筋によって異なることが示され,エコー強度が筋力発揮に対して何らかの影響を及ぼしているのか,あるいは神経性の因子等に影響されているのか,あるいはその両者の影響なのか明らかにできることを望む.
研究概要(英)
参照URL
https://researchmap.jp/Rando923/research_projects/51319606
担当研究者
秋間 広,安藤 良介,片寄 正樹,田中 憲子,吉子 彰人,谷口 圭吾
担当研究者(英)
提供機関
日本学術振興会
提供機関(英)
制度名
科学研究費助成事業
制度名(英)
研究種目
基盤研究(B)
研究種目(英)
研究機関
名古屋大学
研究機関(英)
年月From
2021年4月1日
年月To
2025年3月31日
配分額(総額)
18200000
配分額(直接経費)
14000000
配分額(間接経費)
4200000
資金種別
課題番号
23K21612
KAKEN URL