News


人材検索について

ハイパフォーマンススポーツに係る研究者やサポートスタッフ等の人材情報の検索ができます。HPSCに現在勤務する職員(HPSCスタッフ)、HPSCの勤務経験者(HPSC OB/OG)、HPSCの各種事業における協力者(HPSC事業協力者)のカテゴリーに分けております。人材データベースへのご登録はHPSCからご依頼させて頂いた方のみとしております。

avatar

最終更新日:2025/09/29

小出所 大樹

コデショ タイキ (Taiki Kodesho)
共同研究・競争的資金等の研究課題
タイトル
せん断波イメージングを用いた骨格筋における粘性要素の定量的な画像評価法の確立
タイトル(英)
Establishment of a quantitative imaging method for evaluating the viscosity parameters in skeletal muscle using shear wave imaging.
研究概要
本研究では,筋肉において伸長される速度に応じた変化する性質とされる「粘性」要素を定量化するための方法を確立することを目的としています.2023年度は主に若年健常人を対象とした運動速度の影響の調査を実施しました.若年健常男性17名の腓腹筋内側頭における弾性,周波数分散性(筋レベルの粘性)を超音波せん断波エラストグラフィ(Aixploler MACH30)を用いて測定し,さまざまな角速度の他動運動中(1,5,10,20度/秒)の足関節受動トルクとの関連を検証しました.このとき,速度‐受動トルク直線の傾きを速度依存性(関節レベルの粘性)要素と定義しました. 足関節受動トルクは角速度の影響を受け,速度は速いほど値は大きくなりました.また,速度-受動トルク直線の傾きは底屈15度で得られた腓腹筋周波数分散性と中等度の相関がみられました(r = 0.637, p = 0.035).一方,速度-受動トルク直線の傾きは筋弾性とは相関がみられませんでした. このことから超音波せん断波エラストグラフィで得られる筋の周波数分散性は,速度依存性を反映することが示されました.これまで個別の筋柔軟性評価には組織の伸長量に応じて変化する性質である「弾性」が使用されてきましたが,今後は周波数分散性の評価を加えることが運動パフォーマンスやスポーツ傷害など速度の影響が大きい要素の把握に有用である可能性が示されました. 上記の内容は国内学会に演題採択済みであり,現在国際学術誌の投稿に向けた論文作成を進めています.
研究概要(英)
参照URL
https://researchmap.jp/kodeshotaiki/research_projects/51315437
担当研究者
小出所 大樹
担当研究者(英)
提供機関
日本学術振興会
提供機関(英)
Japan Society for the Promotion of Science
制度名
科学研究費助成事業
制度名(英)
Grants-in-Aid for Scientific Research
研究種目
研究活動スタート支援
研究種目(英)
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
研究機関
独立行政法人日本スポーツ振興センター国立スポーツ科学センター
研究機関(英)
National Agency for the Advancement of Sports and Health
年月From
2023年8月31日
年月To
2025年3月31日
配分額(総額)
2860000
配分額(直接経費)
2200000
配分額(間接経費)
660000
資金種別
課題番号
23K19913
KAKEN URL