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人材検索について
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最終更新日:2025/09/29
枝 伸彦
エダ ノブヒコ
(Nobuhiko Eda)
共同研究・競争的資金等の研究課題
- タイトル
- 唾液を用いた体内の脱水評価方法の検討
- タイトル(英)
- 研究概要
- 唾液試料を用いて脱水の程度を客観的に評価できる可能性が報告されている。しかし、先行研究は実験室内での検討にとどまり、実際にスポーツを行っている競技スポーツ選手や熱中症の罹患が問題視されている子どもへの応用までには至っていない。そこで、2023年度は実際のスポーツ現場において、運動前後に採取した競技スポーツ選手や子どもの唾液が熱中症の予防に有益な脱水指標となりうるかを検討することを目的とした。2023年度はトライアスロン競技選手10名を対象に、約2時間のトライアスロンレース前後に刺激唾液を採取した。その結果、レース前からレース後にかけて尿比重が増加し( p < 0.01)、それに伴って唾液流量の減少と唾液浸透圧の増加が認められた( p < 0.01)。本結果から、唾液流量や唾液浸透圧が脱水指標として有効である可能性が推察された。一方で、地域のサッカークラブに通っている小学生12名を対象に90分間のサッカーの練習前後に刺激唾液を採取した研究では、練習前から練習後にかけて尿比重が上昇したものの( p < 0.01)、唾液流量や唾液浸透圧に有意な変化は認められなかった( p > 0.05)。唾液流量や唾液浸透圧の変化の違いについて、トライアスロンレースの方が小学生のサッカーの練習と比べて尿比重の増加量が大きかったことも一因と考えられるが、運動強度や時間、年齢の影響も含めて詳細な検討が必要である。2024年度は熱中症の罹患リスクの高い高齢者を対象者に加えた検討を進めていく予定である。
- 研究概要(英)
- 参照URL
- https://researchmap.jp/7000005037/research_projects/51302841
- 担当研究者
- 赤間 高雄,稲井 勇仁,枝 伸彦
- 担当研究者(英)
- 提供機関
- 日本学術振興会
- 提供機関(英)
- 制度名
- 科学研究費助成事業
- 制度名(英)
- 研究種目
- 基盤研究(C)
- 研究種目(英)
- 研究機関
- 早稲田大学
- 研究機関(英)
- 年月From
- 2022年4月1日
- 年月To
- 2025年3月31日
- 配分額(総額)
- 4160000
- 配分額(直接経費)
- 3200000
- 配分額(間接経費)
- 960000
- 資金種別
- 課題番号
- 22K11482
- KAKEN URL