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最終更新日:2024/04/22

中嶋 耕平

ナカジマ コウヘイ (kohei nakajima)
共同研究・競争的資金等の研究課題
タイトル
下肢スポーツ障害における骨盤アライメント(alignment)の影響と評価
タイトル(英)
研究概要
本年度は昨年(健常若年者を対象)、一昨年(ダンス競技者を対象)の研究結果を踏まえ、各群の症例数の追加と新たな対照群として健常高齢者・および運動療法を受けた変形性膝関節症患者を対象として、従来と同様の計測・検討を行った。また、研究成果の英語論文作成、投稿作業を行った。【対象と方法】健常高齢者(HO群;平均年齢70.9歳)17名、運動療法指導を受けた変形性膝関節症患者(EOA群;平均年齢62.9歳)15名を対象として、通常歩行時、形状の異なる3種類の足底板装用歩行時時の下肢関節(膝・距骨下関節)におけるモーメント、および歩行動態を三次元動作解析装置(VICON)を用いて計測を行った。この計測によって得られたデータを一昨年度に行った一般健常若年者(HA群)のデータと併せて比較、検討した。【結果と考察】結果I:「通常歩行時における各群の膝関節内反モーメント」は、若年健常者(HA)群:健常高齢者群(HO群):運動療法施行後の変形性膝関節症患者(EOA群)の3群間で統計学的な有意差は見られなかった。結果II:「通常歩行時における各群の距骨下関節外反モーメント」でも統計学的な有意差は見られなかった。結果III:「各群における足底挿板装用による膝関節内反モーメントの変化」ではHA群のみ外側楔状型足底挿板(LW)、アーチサポート付き外側楔状足底挿板(LWAS)装用により有意な膝関節内反モーメントの有意な減少が見られた。HO群、EOA群も減少傾向は見られたが、統計学的な有意差は検出できなかった。結果IV:「各群における足底挿板装用による距骨下関節外反モーメントの変化」においてもHA群のみLW、LWAS装用により有意な距骨下関節外反モーメントの有意な増大が見られた。【結論】下肢の運動療法を施された膝関節症患者の膝関節内反モーメントは健常若年者、健常高齢者と同様な下肢関節荷重動態を示し、運動療法の効果によるものと推測される。但し、足底挿板の効果は健常若年者には有意であるが、高齢者や膝OA患者ではその効果が不十分な場合が有ると考えられる。
研究概要(英)
参照URL
https://researchmap.jp/kohei.nakajima/research_projects/45063535
担当研究者
中嶋 耕平,福井 尚志
担当研究者(英)
提供機関
日本学術振興会
提供機関(英)
制度名
科学研究費助成事業
制度名(英)
研究種目
萌芽研究
研究種目(英)
研究機関
独立行政法人日本スポーツ振興センター国立スポーツ科学センター
研究機関(英)
年月From
2005年
年月To
2007年
配分額(総額)
3400000
配分額(直接経費)
3400000
配分額(間接経費)
資金種別
課題番号
17650196
KAKEN URL