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最終更新日:2024/04/17

森下 義隆

モリシタ ヨシタカ (Yoshitaka Morishita)
共同研究・競争的資金等の研究課題
タイトル
筋骨格モデルを用いた変化球投球時の上肢関節負荷の推定
タイトル(英)
研究概要
投球障害を引き起こす原因の一つに変化球の多投が挙げられているが、相反する研究結果も多数報告されており、変化球と投球障害との関連性については、未だ明白になってないのが現状である。矛盾する研究結果の原因に、投げ方の個人差、方法論の問題が深く関与していると考え、これらを解消することにより、変化球による関節への負担をより詳細に明らかにすることを本研究の目的とした。 同じ名前の付いた変化球でも投げ方に個人差があることが経験的に知られており、特に指の使い方に関しては大きな個人差があると考えられている。大きな個人差があることは、指からボールに加わる力を直接計測しようとする際(力覚センサーをボールに埋め込む際の位置の決定)に障壁となる。そこで、本年度は、指の動きを含めた全身のモーションキャプチャーを行うことによって、どの程度の個人差があるのかを把握することを試みた。 大学野球投手6名を対象に、第1~3指の中手指節間関節、近位指節間関節、末節骨遠位部および第2~3指の遠位指節間関節に直径6mmのマーカーを貼付するとともに、全身45箇所に直径14mmのマーカーを貼付した。投球練習を含む、十分なウォーミングアップ後に、直球5球、変化球2種類を5球ずつ、計15球の投球を行った。この際の投球動作を16台のカメラのモーションキャプチャーシステム(Vicon VX, VICON)を用い、サンプリング周波数500Hzで計測した。 これまでの結果では、特にカーブの際の第2指の使い方に個人差が顕著に現れていることが判明した。リリース前後で屈曲する投手、ほとんど動かない投手、逆に伸展させている投手も存在し、変化球研究の難しさを感じさせる。体幹や腕の動きに関しては、概ね類似した動き(動きの方向性が同一)をしているものの、直球との比較において、腕の振りの速さ(肘伸展角速度、肩関節内旋速度)の低下が著しい投手もいた。
研究概要(英)
参照URL
https://researchmap.jp/read0144454/research_projects/25990547
担当研究者
松尾 知之,森下 義隆
担当研究者(英)
提供機関
日本学術振興会
提供機関(英)
Japan Society for the Promotion of Science
制度名
科学研究費助成事業 基盤研究(B)
制度名(英)
Grants-in-Aid for Scientific Research Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
研究種目
基盤研究(B)
研究種目(英)
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
研究機関
大阪大学
研究機関(英)
Osaka University
年月From
2018年4月1日
年月To
2022年3月31日
配分額(総額)
14430000
配分額(直接経費)
11100000
配分額(間接経費)
3330000
資金種別
課題番号
18H03150
KAKEN URL