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最終更新日:2024/04/14

小川 まどか

(Madoka Ogawa)
共同研究・競争的資金等の研究課題
タイトル
運動による脂肪組織の褐色化は,ヒトでみられるか?:MR画像と幹細胞による検証
タイトル(英)
Is the exercise-induced browning of adipose tissue in human?
研究概要
褐色脂肪細胞とベージュ脂肪細胞が持つ熱産生によるエネルギー消費活性は,体温調節能のみならず,肥満や代謝性疾患の予防へ役立つことが期待されている.運動時のノルアドレナリンと筋から分泌されるマイオカインによって,間葉系幹細胞がベージュ脂肪細胞へ分化する(褐色化)ことがマウスを対象とした研究で明らかにされている.一方,ヒトにおいては運動により褐色/ベージュ脂肪量の維持や増加を図れるか否かは明らかにされていない.本研究では,磁気共鳴(MR)画像による褐色/ベージュ脂肪の定量方法とヒト間葉系幹細胞を使用するin vitro実験モデルを用い,一過性および長期的な運動による脂肪の褐色化とその機序を明らかにすることを目的とした.今年度は,20~59歳の健常な男性および女性を対象に身体活動量(歩数および強度別活動時間)や血液性状の特徴,身体機能が褐色/ベージュ脂肪指標と関係しているか否かを横断研究で検討した.磁気共鳴装置を用い,頭部から体幹部の連続横断画像を2-point Dixon法で撮影し,頸部と鎖骨上窩における褐色/ベージュ脂肪の脂肪含有率を算出した.3軸加速度センサ搭載の活動量計を用いて,1日あたりの平均歩数,低強度 (3 METs未満) および中高強度 (3~8 METs) 活動時間を評価した.褐色/ベージュ脂肪の脂肪含有率,歩数および中高強度活動時間において,運動習慣あり群となし群の間に有意差は認められなかった.運動習慣なし群では,褐色/ベージュ脂肪の脂肪含有率と低強度活動時間との間に有意な正の相関関係が認められた(r = 0.609,P = 0.002).一方,運動習慣あり群では,褐色/ベージュ脂肪の脂肪含有率と歩数および強度別活動時間との間に有意な相関関係が認められなかった.
研究概要(英)
参照URL
https://researchmap.jp/madokaogawa/research_projects/45220318
担当研究者
小川 まどか
担当研究者(英)
提供機関
日本学術振興会
提供機関(英)
Japan Society for the Promotion of Science
制度名
科学研究費助成事業
制度名(英)
Grants-in-Aid for Scientific Research
研究種目
若手研究
研究種目(英)
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
研究機関
日本体育大学
研究機関(英)
Nippon Sport Science University
年月From
2020年4月1日
年月To
2024年3月31日
配分額(総額)
4290000
配分額(直接経費)
3300000
配分額(間接経費)
990000
資金種別
課題番号
20K19721
KAKEN URL