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人材検索について
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最終更新日:2025/04/01
飯塚 哲司
イイヅカ サトシ
(Satoshi Iizuka)
論文
- タイトル
- 投球障害肩既往のある中学生野球選手は上肢重量に対して肩甲帯筋量が不足する DXA法を用いた検討
- タイトル(英)
- 参照URL
- https://researchmap.jp/satoshi-iizuka/published_papers/38824825
- 著者
- 筒井 俊春,坂槙 航,前道 俊宏,飯塚 哲司,鳥居 俊
- 著者(英)
- 担当区分
- 概要
- 【目的】中学生野球選手における投球障害肩の既往が上肢分節重量および肩甲帯除脂肪量に与える影響を明らかにすることを目的とした。【方法】対象は中学1〜3年生の野球選手149名とし、その内16名をInjured Shoulder群、133名をNon Injured群に分類し、比較検討を行った。測定はDXA装置を用い、whole body modeを用いて全身スキャンを行った。そしてSubRegion機能を用いて上肢を分画し、上腕、前腕、手部の重量、ならびに肩甲帯部の除脂肪量を算出した。上肢、上腕、前腕、手部の重量、肩甲帯除脂肪量、肩甲帯除脂肪量に対する上腕重量の群間比較にはt検定もしくはMann-WhitneyのU検定を用いた。また、上腕重量、上肢重量、肩甲帯除脂肪量については群間の体格差を考慮するため、体重を共変量とする共分散分析を実施した。【結果】前腕重量、上腕重量、上肢重量はInjured Shoulder群がNon Injured群と比較して有意に高値を示した(p=0.045、0.014、0.028)。また、肩甲帯除脂肪量に対する上腕重量はInjured Shoulder群がNon Injured群よりも有意に高値を示した(p=0.045)。共分散分析の結果、肩甲帯除脂肪量はInjured Shoulder群がNon Injured群と比較して有意に低値(p=0.028)を示した一方、上肢および上腕重量は高値を示した(p=0.049、0.046)。【結論】投球障害の既往を有する中学野球選手は上肢重量に対して肩甲帯筋量が不足することが明らかとなった。肩痛の既往は肩障害再発の危険因子となることから、肩甲帯除脂肪量の発育がピークとなる中学生期に肩甲骨周囲筋のトレーニングを介入することは再発予防に貢献する可能性がある。(著者抄録)
- 概要(英)
- 出版者・発行元
- (一社)日本臨床スポーツ医学会
- 出版者・発行元(英)
- 誌名
- 日本臨床スポーツ医学会誌
- 誌名(英)
- 巻
- 30
- 号
- 2
- 開始ページ
- 461
- 終了ページ
- 467
- 出版年月
- 2022年4月
- 査読の有無
- 査読有り
- 招待の有無
- 掲載種別
- ISSN
- 1346-4159
- DOI URL
- 共同研究・競争的資金等の研究課題