HPSCパッケージ映像・情報技術分野 研修プログラム開催 2025年12月19日 10時00分 映像・情報技術 2025年9月13日(土)~14日(日)、やまぐちスポーツ医・科学サポートセンター様にて、HPSCパッケージ映像・情報技術分野「映像サポートの基礎」「JISS Air」「JISS strobo」の研修プログラムを実施しました。 続きを読む 今回の研修には、山口県内で医・科学サポートに携わる14名の方々にご参加いただき、競技現場における映像技術の活用方法のご紹介や、実際の操作演習といった、実践的な説明を行いました。■ やまぐちスポーツ医・科学サポートセンターの紹介 やまぐちスポーツ医・科学サポートセンターは、スポーツ医・科学サポート体制の確立に向けて平成16年度に策定された「やまぐちスポーツ医・科学サポートプログラム」に基づき、平成18年度に設置されました。 アスリートサポートにおいてはジュニアアスリートの育成、タレント発掘・育成、医・科学講習会等の実施を通じて、山口県の競技力向上等に取り組んでいます。また、山口県の競技力向上及び生涯スポーツの推進に向けて、スポーツ医・科学の効果的・効率的な活用が進むよう、相互的なサポート体制の充実を図る役割を担っています。 今回は、HPSCパッケージ「映像サポートの基礎」「JISS Air」「JISS strobo」を取り入れたサポート体制の更なる強化を目的に、研修を実施する運びとなりました。■ 研修内容 まずは、「映像サポートの基礎」の研修プログラムを実施しました。映像サポートを行ううえで必要なカメラの撮影設定や映像の共有、管理方法などの基礎知識をご説明しました。続いて「JISS Air」「JISS strobo」の研修プログラムでは、座学にて、それぞれの特徴や活用場面、操作方法をご説明しました。実技研修では、機器の実際の操作方法を確認しながら、各ツールを体験いただきました。運用デモでは、YAMAGUCHIジュニアアスリートアカデミーで競技特化に指定されているセーリングとフェンシングでの使用を想定し、カメラ設定や映像パラメータの注意点などについて解説しました。 今回は、普段から実際に映像サポートを行っているHPSCスタッフが講師を担当し、実践的な視点からの知見も交えてご紹介しました。 運用デモの様子① 運用デモの様子②「映像サポートの基礎」座学研修の様子実技研修の様子■ 研修プログラム受講者からのコメント・県内競技団体、タレント発掘育成事業の指導者の映像担当者が今回の研修プログラムを受講することで、従来センター職員が出向いて映像を撮影提供するより、効率よく専門的に映像を提供・分析ができるようになった。・ セーリング競技では、研修プログラム受講直後の強化合宿(2025年9月20~21日/国スポ強化合宿・少年の部)で早速活用し、海上で撮影した動作映像を陸上スタッフに即時共有することで、短時間でのフィードバックが可能となった。・合宿時の指導者からは、「ヨット全体が画面いっぱいに収まる動画」「横からではなく真後ろからの撮影」「最低でも一艇を連続1分30秒程度撮影した映像」といった具体的要望があがった。映像を提供するだけでなく、指導者が感覚で指導している部分や求めている映像(位置、角度、部位など)を撮影していくことが、専門競技からの要望で難しい点だった。専門競技の多くのスタッフがこのパッケージを活用できるようにしていくことが必要と感じた。セーリング競技合宿中の様子① 撮影した映像を用いたアスリートへのフィードバック(受講者提供写真)セーリング競技合宿中の様子②(受講者提供写真)■ 関連リンクやまぐちスポーツ医・科学サポートセンターホームページHPSCパッケージ・映像・情報技術分野の概要 閉じる