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人材検索について
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最終更新日:2024/08/30
土肥 美智子
(MICHIKO DOHI)
論文
- タイトル
- 競技会ドーピング検査における最適な飲水の種類と方法~女性アスリートでの検討~
- タイトル(英)
- A study to determine the optimal strategy how and what kind of beverage to drink for appropriate urine sample collection from female athletes undergoing doping testing
- 参照URL
- https://researchmap.jp/rinsho/published_papers/36496423
- 著者
- 土肥 美智子
- 著者(英)
- Michiko DOHI
- 担当区分
- 筆頭著者
- 概要
- 概要(英)
- 目的:アスリートにとって競技会ドーピング検査は競技終了後に監視員のもとで採尿、長時間の拘束や不十分なリカバリーによるコンディションの悪化により、精神的、肉体的に大きなストレスとなる。その傾向は女性アスリートにおいて強い。しかしドーピング検査のための最適な水分補給についての情報はほとんどない。本試験では適切な尿検体を短時間で採取するための飲料の飲水方法と種類について検討した。方法:女子学生アスリートで前向き群間比較試験を行った。体重の1%減少するまで運動を行い、その後、800mLのミネラルウォーターを1回、400mLずつ2回、200mLずつ4回で飲む群に分けた。運動前、運動後0、30、60、90、120、150、180分で採血、採尿を行い、各種項目の測定・分析を行なった。飲料の種類の検討では、1回で800mLのミネラルウォーター、経口補水液、オレンジジュースを飲む群に分けた。結果:ミネラルウォーター800mLを1回で飲む群で必要累積尿量に到達する時間が短かった。種類では、経口補水液群でミネラルウォーター群と比較して必要累積尿量に到達する時間が同程度、尿比重の低下が軽度だった。オレンジジュース群は尿比重の低下はほとんどなかったが、尿量の確保に時間を要した。まとめ:ドーピング検査時の最適な飲料の飲水方法と種類の検討を行い、経口補水液が最も短時間で適切な比重の尿を確保できることが示された。(著者抄録)
- 出版者・発行元
- 出版者・発行元(英)
- (一社)日本臨床スポーツ医学会
- 誌名
- 日本臨床スポーツ医学会誌
- 誌名(英)
- 日本臨床スポーツ医学会誌
- 巻
- 30
- 号
- 1
- 開始ページ
- 215
- 終了ページ
- 226
- 出版年月
- 2022年1月
- 査読の有無
- 査読有り
- 招待の有無
- 掲載種別
- 研究論文(学術雑誌)
- ISSN
- 1346-4159
- DOI URL
- 共同研究・競争的資金等の研究課題