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人材検索について
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最終更新日:2024/12/23
元永 恵子
モトナガ ケイコ
(Keiko Motonaga)
共同研究・競争的資金等の研究課題
- タイトル
- 障がい者アスリートのエネルギー必要量推定方法の構築
- タイトル(英)
- 研究概要
- アスリートは一般人よりも総エネルギー消費量(total energy expenditure、TEE)が高い。また体重や筋肉量を維持するために食事から摂取するエネルギー必要量も多い。一方、肢体不自由者は様々な障がいの種別によりエネルギー代謝機構や筋肉量、神経支配、ホルモンバランスなどが健常者とは異なる可能性が考えられる。肢体不自由のあるアスリートではさらに練習やトレーニングによる身体活動が加わるため、エネルギー必要量を推定することが容易ではない。一般に上下肢欠損や切断、脊髄損傷等の肢体不自由者は健常者よりも基礎代謝量が低いとされているが、そのエビデンスは非常に少ないのが現状である。そこで本研究では肢体不自由のあるアスリートの①二重標識水(DLW)法によるTEE、②基礎代謝量(BMR)および安静時代謝量(REE)、③二重エネルギーX線吸収測定(DXA)法を基準とした体組成の推定値の比較、④TEEとBMRから算出した身体活動レベル(PAL)のデータを取得し、⑤TEE、BMR、体組成より算出した各指標を多角的に分析することを目的とした。 平成30年度は脊髄損傷アスリート男性6名(36±6歳)と、コントロールとして同程度の障がいのある非アスリート男性3名(42±4歳)を調査した。DLW法によるTEEの測定期間は7~8日とした。BMRとREEの測定値は個人によってばらついており、これは先行研究からも損傷高位や麻痺の完全性に由来すると予測され、その詳細について検討している。DLWによるTEE値はアスリートで2755±692kcal、TEEとBMRから算出したPALは2.04±0.41で、健常アスリートと同程度であることが確認できた。非アスリートは現在分析中である。DXA法による体組成値は、体内に金属のある脊髄損傷者ではその大きさ等に影響を受けるため注意を要することも確認した。
- 研究概要(英)
- 参照URL
- https://researchmap.jp/k.motonaga/research_projects/30022754
- 担当研究者
- 元永 恵子
- 担当研究者(英)
- 提供機関
- 日本学術振興会
- 提供機関(英)
- 制度名
- 科学研究費助成事業 基盤研究(C)
- 制度名(英)
- 研究種目
- 基盤研究(C)
- 研究種目(英)
- 研究機関
- 独立行政法人日本スポーツ振興センター国立スポーツ科学センター
- 研究機関(英)
- 年月From
- 2018年4月
- 年月To
- 2021年3月
- 配分額(総額)
- 4290000
- 配分額(直接経費)
- 3300000
- 配分額(間接経費)
- 990000
- 資金種別
- 課題番号
- 18K11121
- KAKEN URL