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人材検索について
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最終更新日:2024/12/06
内藤 貴司
ナイトウ タカシ
(Naito Takashi)
共同研究・競争的資金等の研究課題
- タイトル
- 屋外暑熱環境下における最適な身体冷却法の探索的研究-輻射熱に着目して-
- タイトル(英)
- 研究概要
- 暑熱環境下での持久的運動能力の低下は、身体冷却によって抑制することができる。近年注目されているアイススラリー摂取による身体冷却法は深部体温の低下 に有効であることが数多く示されているが、ほとんどの研究はラボ研究である。屋外では日光による輻射熱が体温動態に影響を及ぼすことが予想され、アイスス ラリー摂取に加えて別の身体冷却法を組み合わせる必要がある。2020年は日光下の暑熱運動時における運動前の身体冷却が体温動態と持久的運動能力に及ぼす影響を検討した。深部および皮膚の複合的冷却が体温動態、特に皮膚温の上昇を抑制し、持久的運動能力の低下を抑制すると仮説を立てた。 7名の男性被験者は、運動開始30分前から5分ごとに6回の1体重1 kg当たり1.25 gの常温の飲料摂取 (CON)、2アイススラリーの摂取 (ICE) もしくは3アイススラリーの摂取に加えて送風冷却 (IAF) のいずれかを実施した。その後、日光下 (快晴:輻射熱約1000 W/m2)で自転車エルゴメーターを用いて主観的運動強度 (Rating of perceived exertion: RPE, Borg scale) 15で45分間の自転車運動を行った。体温動態は直腸温、上腕温、胸部温、大腿温および下腿温を測定した。 持久的運動能力は回転数、負荷、平均パワー出力で評価した。 2021年度はこの研究結果を解析した。 運動前の直腸温はICEおよびIAF条件がCON条件より低値を示したが、平均皮膚温は3条件で同様であった。 運動中の直腸温はICE条件がCONおよびIAF条件に比べ低値を示し、平均パワー出力はICE条件がCONおよびIAF条件に比べ、高かった。 今回の研究では送風冷却による恩恵はなく、2022年度ではこの結果を踏まえたプロトコルで再度検証を行う。
- 研究概要(英)
- 参照URL
- https://researchmap.jp/104089/research_projects/13322409
- 担当研究者
- 内藤 貴司
- 担当研究者(英)
- 提供機関
- 日本学術振興会
- 提供機関(英)
- 制度名
- 科学研究費助成事業 若手研究
- 制度名(英)
- 研究種目
- 若手研究
- 研究種目(英)
- 研究機関
- 研究機関(英)
- 年月From
- 2019年4月
- 年月To
- 2023年3月
- 配分額(総額)
- 4160000
- 配分額(直接経費)
- 3200000
- 配分額(間接経費)
- 960000
- 資金種別
- 課題番号
- 19K20032
- KAKEN URL