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人材検索について
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最終更新日:2024/11/29
清水 和弘
シミズ カズヒロ
(Kazuhiro Shimizu)
共同研究・競争的資金等の研究課題
- タイトル
- 唾液中の時計遺伝子を用いた新コンディション評価
- タイトル(英)
- 研究概要
- アスリートが日常的に行う高強度運動は、その量や頻度が過度になると競技パフォーマンス低下や慢性疲労を伴うオーバートレーニング症候群を招いてしまう。また海外遠征が多く、時差による概日リズムの乱れが疲労を招くことも課題となっている。時計遺伝子は概日リズムを形成し、疲労発生に関与すると考えられている。しかし、唾液中の時計タンパクの運動応答を検討した研究は無く、その動態について不明な点が多い。本研究では、唾液中の時計遺伝子由来である時計タンパクを用いたコンディション評価プログラムについて検討することを目的としている。今年度は、唾液中の時計タンパクの継続的な高強度運動に対する応答について検討した。大学男子ラグビー選手13名を対象とし、強化合宿開始前(0w)、開始6週間後(6w)、7週間後(7w)に置いて唾液を採取した。得られた唾液より時計タンパク(PER1)および口腔免疫能の指標である分泌型免疫グロブリンA(SIgA)についてELISA法を用いて濃度を測定し、1分間あたりの唾液分泌量(ml/min)を用いて補正した。唾液分泌量は、preに比べて6wおよび7wにおいて有意に減少した(p < 0.05)。また、PER1およびSIgAの分泌量も同様にpreに比べて6wおよび7wにおいて有意に減少した(p < 0.05)。以上のことから、時計タンパクであるPER1は継続的な高強度運動によって低下状態が維持されることから、時計タンパクが形成する概日リズムの高強度運動による乱れは、運動の継続に伴い、慢性化する可能性が示された。
- 研究概要(英)
- 参照URL
- https://researchmap.jp/read0128841/research_projects/9283128
- 担当研究者
- 清水 和弘
- 担当研究者(英)
- 提供機関
- 日本学術振興会
- 提供機関(英)
- 制度名
- 科学研究費助成事業 基盤研究(C)
- 制度名(英)
- 研究種目
- 基盤研究(C)
- 研究種目(英)
- 研究機関
- 独立行政法人日本スポーツ振興センター国立スポーツ科学センター
- 研究機関(英)
- 年月From
- 2017年4月1日
- 年月To
- 2020年3月31日
- 配分額(総額)
- 4680000
- 配分額(直接経費)
- 3600000
- 配分額(間接経費)
- 1080000
- 資金種別
- 競争的資金
- 課題番号
- 17K01887
- KAKEN URL