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人材検索について

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最終更新日:2024/10/23

斎藤 辰哉

サイトウ タツヤ (Tatsuya Saito)
共同研究・競争的資金等の研究課題
タイトル
運動前飲料摂取が運動時の脱水予防および運動パフォーマンスに及ぼす影響
タイトル(英)
研究概要
飲料摂取は、日常生活、一般の運動習慣者、アスリートと様々な場面において活用できる脱水予防の方法の1つである。本年度の研究目的は、運動前飲料摂取の有無が運動時の脱水予防に及ぼす影響を明らかにすることとした。対象者は、健康な成人男性9名(23 ± 3歳)であった。実験条件は、運動前に飲料摂取を行わない条件(Control条件)および飲料摂取を行う条件(Water条件)の2条件を実施した。実験当日に対象者は、運動開始25-20分前に飲料を400mL摂取した(Water条件のみ、水温:6℃)。50%VO2maxの運動強度で15分間の自転車ペダリング運動を3回実施し,運動間の休息は5分とした(室温:28.6 ± 0.7 ℃,湿度:66.4 ± 6.7 %)。測定項目は、脱水率、心拍数、直腸温、皮膚温、主観的運動強度、尿比重およびストループテストの測定を行った。Water条件における運動後の尿比重は、Control条件と比較して有意な低値を示した。また、運動開始時におけるWater条件の直腸温は、Control条件と比較して有意な低値を示したことから、運動実施前の飲料摂取によって、脱水予防効果および運動前の身体冷却効果が認められた可能性が考えられた。心拍数、皮膚温および主観的運動強度は,条件間に有意な差はみられなかった。ストループテストの正答率および解答時間は、条件間に有意な差はみられなかった。運動実施前の飲料摂取が運動時の脱水予防に効果がみられたことから、運動指導やスポーツ現場において、運動実施前の飲料摂取行動の啓発が重要である可能性が考えられた。
研究概要(英)
参照URL
https://researchmap.jp/t_s/research_projects/31727616
担当研究者
斎藤 辰哉
担当研究者(英)
提供機関
日本学術振興会
提供機関(英)
制度名
科学研究費助成事業 若手研究
制度名(英)
研究種目
若手研究
研究種目(英)
研究機関
独立行政法人日本スポーツ振興センター国立スポーツ科学センター
研究機関(英)
年月From
2019年4月1日
年月To
2021年3月31日
配分額(総額)
2990000
配分額(直接経費)
2300000
配分額(間接経費)
690000
資金種別
課題番号
19K20098
KAKEN URL