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最終更新日:2024/10/18

江田 香織

エダ カオリ (Kaori Eda)
共同研究・競争的資金等の研究課題
タイトル
集団のダイナミクスを活性化するメンタルトレーニングプログラムの確立
タイトル(英)
Constructing mental training program to activating group dynamics.
研究概要
本研究は,集団内のグループダイナミクスを活性化するメンタルトレーニングプログラムを構築することを目的としている.今年度は,昨年度実施した本調査を引き続き継続し,その効果の継続を検証することが目的であった. 本プログラムは,我が国で開発されたイメージを用いたグループワークの一つであるファンタジーグループ (樋口, 2000)およびグループ箱庭療法 (岡田, 1991)を元にプログラムを構成した.一昨年よりプログラムの構成を行い、各年度ごとに課題を明確にし、修正を施してきたが、昨年度のまでの段階で、明確な競技力の向上は見られなかった.この背景として、以下の点が考えられた。 1. 継続の問題:江田ほか (2017)で実施したグループ箱庭体験を通したチームの再建においても、プログラムを2年間実施し、3年目に競技力の向上が認められた。このことからも、チームの変化が競技力向上につながるまでには、ある程度の時間がかかる可能性が考えられる。 2. 年齢的な問題:これは昨年度に引き続き課題となっていることであるが、今回の介入対象となる中学生という年齢では,自身やチームの問題に対して,どのように取り組めばいいのか分からない選手がいた.そのため,介入後期には,前期のグループワークで得た課題と現実的な競技場面での課題をすり合わせるためのミーティングやメンタルトレーニングを実施した。 上記2点を修正し、今年度も介入を継続した。その結果、選手自身が主体的にチームの課題を話し合うなどの言語的なコミュニケーションが活性化するとともに、競技力の向上が認められた。以上のことから、本介入プログラムの有効性が確認できたと考えられる。
研究概要(英)
This study aims to design an intervention program to activate group dynamics, based on Fantasy Group (Higuchi, 2000) and Group Sandplay Therapy (Okada, 1991), as one of the image-based group work development methods developed in Japan. Mental training using imagery to develop team work was conducted on a sports team for three years. This resulted in the activation of the group dynamics within the team. However, verbal and non-verbal communication was initiated only on the third year of intervention. Simultaneously, with these changes, the team members began to play together in competitive situations and a significant improvement and stabilization in athletic performance was observed.
参照URL
https://researchmap.jp/edakaori/research_projects/32215837
担当研究者
江田 香織
担当研究者(英)
Eda Kaori
提供機関
日本学術振興会
提供機関(英)
Japan Society for the Promotion of Science
制度名
科学研究費助成事業 若手研究(B)
制度名(英)
Grants-in-Aid for Scientific Research
研究種目
若手研究(B)
研究種目(英)
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
研究機関
研究機関(英)
年月From
2016年4月1日
年月To
2021年3月31日
配分額(総額)
3770000
配分額(直接経費)
2900000
配分額(間接経費)
870000
資金種別
課題番号
16K16509
KAKEN URL