News


人材検索について

ハイパフォーマンススポーツに係る研究者やサポートスタッフ等の人材情報の検索ができます。HPSCに現在勤務する職員(HPSCスタッフ)、HPSCの勤務経験者(HPSC OB/OG)、HPSCの各種事業における協力者(HPSC事業協力者)のカテゴリーに分けております。人材データベースへのご登録はHPSCからご依頼させて頂いた方のみとしております。

avatar

最終更新日:2024/10/08

千葉 陽子

チバ ヨウコ (Yoko Chiba)
共同研究・競争的資金等の研究課題
タイトル
アスリートの攻撃性を競技発揮に変換するMTプログラムの開発
タイトル(英)
研究概要
元来,攻撃性はネガティブなパーソナリティとして定義される.一方で心理臨床領域においては,攻撃性を高次の創造的活動への推進力に導くものと捉える者 もいる.この両側面に焦点を当てることが,スポーツの攻撃性研究にとって有用であることが考えられる. 本研究の目的は,アスリートの攻撃性をパフォーマンス発揮に変換させるメンタルトレーニング(Mental Training,以降MT)プログラムを構築し,アスリート のパフォーマンス発揮を推進・支援することである.目的を達成するために,以下の検討課題を設定した.(1)スポーツ場面における攻撃性の定義づけ:先行研究 のレビュー.(2)攻撃性をパフォーマンス発揮に変換させる要因の抽出. (3)攻撃性をパフォーマンス発揮に変換させるMTプログラムの試作:あるチームに介入し, 課題および修正点を明らかにする.(4)攻撃性をパフォーマンス発揮に変換させるMTプログラムを構築し,その効果を検証する. 研究実施計画において,2020年度においては,先行研究においてスポーツ場面の特質を反映した攻撃性の定義が確立していないという指摘を受け,スポーツに おける攻撃性の定義を明らかにするために国内外の文献レビューを行った.ここでは国内外の論文はもとより購入予定であった関連図書を分析の対象とした. その結果,攻撃性研究が停滞している理由について以下のことが明らかになった.(1)攻撃の意図について考慮されてこなかったこと,(2)攻撃の意図を測定する 検査器具がないこと,(3)一般心理学の攻撃性の定義を援用し,スポーツの特性が反映されていないこと. 上述してきたことは,停滞しているスポーツにおける攻撃性研究を賦活化する一助となるため,大変意義のある成果であると考えられる.
研究概要(英)
参照URL
https://researchmap.jp/yoko.chiba/research_projects/39589042
担当研究者
千葉 陽子
担当研究者(英)
提供機関
日本学術振興会 科学研究費助成事業 若手研究(B)
提供機関(英)
制度名
科学研究費助成事業
制度名(英)
研究種目
若手研究 (B)
研究種目(英)
研究機関
研究機関(英)
年月From
2020年4月
年月To
2025年3月
配分額(総額)
4160000
配分額(直接経費)
3200000
配分額(間接経費)
960000
資金種別
課題番号
20K19551
KAKEN URL