News


人材検索について

ハイパフォーマンススポーツに係る研究者やサポートスタッフ等の人材情報の検索ができます。HPSCに現在勤務する職員(HPSCスタッフ)、HPSCの勤務経験者(HPSC OB/OG)、HPSCの各種事業における協力者(HPSC事業協力者)のカテゴリーに分けております。人材データベースへのご登録はHPSCからご依頼させて頂いた方のみとしております。

最終更新日:2024/09/16

飯塚 哲司

イイヅカ サトシ (Satoshi Iizuka)
論文
タイトル
発育段階にある野球選手における上肢分節ごとの骨長、骨量、骨密度の特徴 投球側と非投球側の違いに着目して
タイトル(英)
参照URL
https://researchmap.jp/satoshi-iizuka/published_papers/47248418
著者
筒井 俊春,初雁 晶子,飯塚 哲司,坂槙 航,本間 勇伎,前道 俊宏,鳥居 俊
著者(英)
担当区分
概要
本研究の目的は発育段階にある野球選手を対象に、投球側の上肢各分節の骨長、骨量(BMC)、骨密度(BMD)の投球側・非投球側の違いを明らかにすることとした。野球を始めて1年以上経過している中学生の男子野球選手49名を対象に、DXA装置を用いた全身スキャンを行った。その後SubRegion機能を用いて上肢を上腕部、前腕部、手部に分画し、それぞれの骨長、BMC、BMDを算出した。投球側と非投球側の比較にはt検定を、分節ごとのBMCおよびBMDと骨長との関係については単変量の線形回帰分析を投球側と非投球側に分けて実施した。投球側の上腕部および前腕部のBMC、上肢各分節のBMDは非投球側と比較して有意に高値を示した(いずれもp<0.001)。一方で上肢各分節長は投球側と非投球側との間に有意な差は認められなかった。また、上肢各分節のBMCおよびBMDと骨長との関係は投球側・非投球側を問わず、すべての組み合わせにおいて有意な関連が認められた(p<0.001)。なお、上腕部のBMCと上腕長との関係については投球側と非投球側との間に有意な交互作用が確認され、回帰式の傾きに差があることが示された。投球の反復によって上肢各分節の骨量獲得が促進されることが明らかとなった。投球側の上腕部のBMCは非投球側よりも上腕長との関係が強かったものの、上肢各分節長は投球側と非投球側で違いがなかったことを踏まえると、野球選手のBMCの獲得には上腕骨の短軸方向の発育への影響が関連する可能性が示唆された。(著者抄録)
概要(英)
出版者・発行元
日本成長学会
出版者・発行元(英)
誌名
日本成長学会雑誌
誌名(英)
30
1
開始ページ
21
終了ページ
26
出版年月
2024年4月
査読の有無
招待の有無
掲載種別
ISSN
1880-022X
DOI URL
共同研究・競争的資金等の研究課題