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最終更新日:2024/09/05

宮本 直和

ミヤモト ナオカズ (Naokazu Miyamoto)
共同研究・競争的資金等の研究課題
タイトル
骨格筋細胞培養工学を活用した統合的アンチエイジングのための生体応用研究基盤の創成
タイトル(英)
Creation of empirical research infrastructure for anti-aging that integrate basic science based on engineered skeletal muscle cell culture and applied science
研究概要
骨格筋の減退化が健康寿命阻害の初発段階であることを鑑みると、健康寿命の延伸に効果的な処方を策定するにあたり、運動や外的刺激がもたらす骨格筋の機能向上機序を細胞レベルで把握し、それが他の器官にどういった好適な作用を誘発し、ひいては生体システムを好適化するか、生体という複雑系に応用展開する実践的研究基盤形成が必要である。この需要に訴求すべく、本研究は、生体筋に近似した3D骨格筋培養細胞をプラットフォームとし、マイオカイン分泌に好適な運動・栄養処方を模倣する生理的刺激を検出するとともに、それら処方(運動・栄養処方)をヒトへ応用展開する、統合的アンチエイジングのための生体応用研究基盤を創成することを目的としたものである。 初年度は、3D骨格筋培養システムの確立と進展を目指した。3D培養筋の一端を解放することで脱張力を惹起させ、通常3D培養筋に比して顕著な張力低下、骨格筋の収縮タンパク質であるミオシンタンパクの減少を認めた。これに付随した分子機序も明らかにした。この成果は、国際誌にて公表された。 さらに、種々のマイオカイン分泌に及ぼす外的刺激ならびに生体応用に資するマイオカインの効果検証についても実施した。電気刺激によるメカニカルストレスON時のマイオカイン分泌を検討した。従来、不明瞭であった収縮筋由来の脳機能関連タンパク質を評価することができ、現在国際誌に投稿中である。 加えて、統合的アンチエイジングのためのヒトへの実践的応用(運動・栄養処方)方略の効果検証も実施している。一過性の運動・栄養処方により、認知機能の亢進効果を明らかにした。この成果は、現在国際誌に投稿中である。 このように、培養細胞並びにヒトを対象とした研究を往還して進めている。
研究概要(英)
参照URL
https://researchmap.jp/read0094733/research_projects/45251086
担当研究者
橋本 健志,宮本 直和,中村 友浩,塚本 敏人
担当研究者(英)
提供機関
日本学術振興会
提供機関(英)
Japan Society for the Promotion of Science
制度名
科学研究費助成事業
制度名(英)
Grants-in-Aid for Scientific Research
研究種目
基盤研究(B)
研究種目(英)
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
研究機関
立命館大学
研究機関(英)
Ritsumeikan University
年月From
2021年4月1日
年月To
2026年3月31日
配分額(総額)
17030000
配分額(直接経費)
13100000
配分額(間接経費)
3930000
資金種別
課題番号
21H03384
KAKEN URL