News
人材検索について
ハイパフォーマンススポーツに係る研究者やサポートスタッフ等の人材情報の検索ができます。HPSCに現在勤務する職員(HPSCスタッフ)、HPSCの勤務経験者(HPSC OB/OG)、HPSCの各種事業における協力者(HPSC事業協力者)のカテゴリーに分けております。人材データベースへのご登録はHPSCからご依頼させて頂いた方のみとしております。
最終更新日:2024/08/03
小松 裕
コマツ ユタカ
(Yutaka KOMATSU)
論文
- タイトル
- タイトル(英)
- 日本オリンピックアスリートにおいて喘息を検出するためのスパイロメトリの有用性(Impact of spirometry on determining the presence of asthma among Japanese Olympic athletes)
- 参照URL
- https://researchmap.jp/utah123/published_papers/41114632
- 著者
- 著者(英)
- 土肥 美智子,小松 裕,山澤 文裕,赤間 高雄,渡部 厚一,藤田 淑香,長谷川 絢子,平島 美樹,大田 健,川原 貴
- 担当区分
- 概要
- 概要(英)
- 運動誘発性気管支喘息、気道過敏性を含む気管支喘息の有病率は一般人のみならず、アスリートにおいても増加している。先行研究で報告されている諸外国のトップアスリートの気管支喘息の有病率は、その検出する方法が統一されているものではないが、自施設における日本のトップアスリートの喘息有病率と比較して高い。アスリートのパフォーマンスやドーピング違反の視点から、トップアスリートに関わるスポーツドクターにとって正確な日本のトップアスリートの喘息有病率をしることは、非常に重要なことである。この論文の目的は喘息診断のためにどのような呼吸機能検査を適応するのか、そして日本のトップアスリートの喘息有病率がどの程度であるかを示すことである。喘息に関する質問表とスパイロメトリ検査をスクリーニング検査として北京オリンピック出場選手(候補選手を含む)482名全員に行った。気道可逆性テストおよびメサコリンや運動による誘発性テストも適宜行った。気道可逆性テストおよび誘発性テストで陽性になったのは6.2%(482名中30名)、無症状にも関わらず喘息と診断されたのは3.5%(482名中17名)であった。最終的に検査の結果やアスリートの希望により喘息の治療が施されたアスリートは12.4%(482名中60名)であった。この論文はスパイロメトリ検査をスクリーニング検査として施行し、客観的な検査を用いて日本オリンピックアスリートの喘息を診断した最初の報告である。この方法によって最終的に得られた日本のトップアスリートの喘息有病率は報告されている諸外国の有病率と相違ないものであった。(著者抄録)
- 出版者・発行元
- 出版者・発行元(英)
- (一社)日本臨床スポーツ医学会
- 誌名
- 誌名(英)
- 日本臨床スポーツ医学会誌
- 巻
- 21
- 号
- 3
- 開始ページ
- 670
- 終了ページ
- 677
- 出版年月
- 2013年8月
- 査読の有無
- 招待の有無
- 掲載種別
- ISSN
- 1346-4159
- DOI URL
- 共同研究・競争的資金等の研究課題