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最終更新日:2024/07/17

赤澤 暢彦

(Nobuhiko Akazawa)
共同研究・競争的資金等の研究課題
タイトル
運動後の筋グリコーゲン回復に影響を及ぼす要因の解明:効果的な栄養戦略立案に向けて
タイトル(英)
研究概要
運動による筋グリコーゲン(Gly)の減少はパフォーマンス低下や筋疲労に繋がるため、良いパフォーマンスを発揮・維持するには、減少した筋Glyを素早く回復させる必要がある。しかしながら、競技種目特性や個人特性に応じた素早い筋Gly回復のための栄養摂取戦略立案で必要となる、筋Gly回復速度の部位特異性や競技種目特異性、筋Gly回復速度の個人差に影響を及ぼす要因、等に関する知見は十分ではない。そこで令和元年度は、大きさの異なるより多くの筋、そして、より多くの競技種目の競技者に対して炭素磁気共鳴分光法を用いた筋Gly含有量評価を可能とする測定系の確立を目指した。これまでに実用化した大腿・下腿部を対象とした測定に加え、上腕・前腕部の筋Gly濃度測定を可能とするために、上腕・前腕用の炭素磁気共鳴分光法用の検出コイル、コイル固定装置および当該コイルに適したシークエンスを作製した。その後、基準溶液を対象として、コイルの性能、最適なシークエンスの検証を行った後、ヒトの上腕前部(上腕二頭筋)および上腕後部(上腕三頭筋)を対象とした測定条件の最適化を行った。その結果、これまで実施してきた大腿部・下腿部と同様の測定時間(約15分)、測定精度で上腕部のデータ収集を可能とする測定系を確立させ、当該測定系を用いた測定・定量の妥当性を検証することができた。その後、男子大学生レスリング選手を対象として、減量とその後の回復食摂取による大腿部および上腕部の筋Glyの変化を調べた結果、上腕部と大腿部で同様な変化動態を示すことが明らかとなった。しかしながら、筋Gly濃度変化の絶対量は上腕部と大腿部で異なり、これには競技種目特異性が関係している可能性が考えられる。以上のことから、令和元年度には上腕・前腕部を対象とする筋Gly測定系を確立することができ、今後の研究計画を進めるための基盤整備を行うことができた。
研究概要(英)
参照URL
https://researchmap.jp/nobakazawa/research_projects/31658286
担当研究者
高橋 英幸,亀井 明子,元永 恵子,石橋 彩,近藤 衣美,下山 寛之,小島 千尋,赤澤 暢彦
担当研究者(英)
提供機関
日本学術振興会
提供機関(英)
制度名
科学研究費助成事業 基盤研究(B)
制度名(英)
研究種目
基盤研究(B)
研究種目(英)
研究機関
独立行政法人日本スポーツ振興センター国立スポーツ科学センター
研究機関(英)
年月From
2019年4月1日
年月To
2023年3月31日
配分額(総額)
16380000
配分額(直接経費)
12600000
配分額(間接経費)
3780000
資金種別
課題番号
19H04017
KAKEN URL