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人材検索について
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最終更新日:2024/06/20
勝田 隆
カツタ タカシ
(Takashi Katsuta)
共同研究・競争的資金等の研究課題
- タイトル
- スポーツ種目別・練習形態別の衝撃度実験によるスポーツフロアの性能劣化指標の構築
- タイトル(英)
- 研究概要
- 上半期は、研究代表者と分担者(工藤)が中心となり、スポーツフローリングの空知単板工業、体育館用鋼製下地材の染野製作所、および体育館の衝撃度実験の第一人者の三上貴正准教授(東京工業大学)を研究協力者に迎え、床板剥離メカニズムの諸原因について、相互の情報共有と再吟味を実施した。 今回の床板剥離事故は、従来実施されている鉛直方向の衝撃度実験ではなく動体方向とするため、研究代表者と分担者(工藤・田中)がフォースプレート利用の衝撃度実験設定について複数の専門業者と研究協力者を交え妥当性と信頼性を協議・検討したが、①動体方向実験に必要なフォースプレートの数量と、②フローリングおよび下地鋼製材とフォースプレートの組合せの複雑さの両面で、本プロジェクトの予算規模ではモデルフロアを制作しての実証実験は不可能ということが判明した。また、床板剥離は、運動選手によってもたらされる衝撃よりも移動式バスケットボールゴールやバレーボール支柱、バドミントン支柱などの取り付け・取り外しの際に床面を損傷することや、雑巾やモップなどで水を使った清掃による維持管理が床板剥離の大きな原因と推測されることから、衝撃度実験を取りやめ、経年劣化の進む公共体育館のスポーツフロアの剥離兆候の特定化に方向転換した。 下半期は、床板剥離につながる瑕疵(ひび割れ、打痕等)の感知システム構築を進めた。床面の瑕疵確認を『人間の目』に依存するには限度があるため、体育館の管理に精通したセノー社、染野製作所にAIロボット工学のベンチャー企業イクシスを加えて床板剥離自動感知機の開発に着手した。具体的には、AI搭載の自動画像診断システム(仮称フロアドクター)の共同開発と製品化を目標として、多目的・共用利用の典型的な大学体育館と公共体育館において画像診断装置の予備実験を3回行い、床面の瑕疵の感知システム構築に向けて基礎データの収集を行ってきた。
- 研究概要(英)
- 参照URL
- https://researchmap.jp/katsuta_takashi/research_projects/31768410
- 担当研究者
- 野川 春夫,勝田 隆,工藤 康宏,田中 登志雄
- 担当研究者(英)
- 提供機関
- 日本学術振興会
- 提供機関(英)
- 制度名
- 科学研究費助成事業 基盤研究(C)
- 制度名(英)
- 研究種目
- 基盤研究(C)
- 研究種目(英)
- 研究機関
- 順天堂大学
- 研究機関(英)
- 年月From
- 2018年4月1日
- 年月To
- 2021年3月31日
- 配分額(総額)
- 4420000
- 配分額(直接経費)
- 3400000
- 配分額(間接経費)
- 1020000
- 資金種別
- 課題番号
- 18K10827
- KAKEN URL