News
人材検索について
ハイパフォーマンススポーツに係る研究者やサポートスタッフ等の人材情報の検索ができます。HPSCに現在勤務する職員(HPSCスタッフ)、HPSCの勤務経験者(HPSC OB/OG)、HPSCの各種事業における協力者(HPSC事業協力者)のカテゴリーに分けております。人材データベースへのご登録はHPSCからご依頼させて頂いた方のみとしております。
最終更新日:2024/02/02
枝 伸彦
エダ ノブヒコ
(Nobuhiko Eda)
共同研究・競争的資金等の研究課題
- タイトル
- 熱中症予防に役立つ唾液を用いた評価方法の検討
- タイトル(英)
- 研究概要
- 熱中症は致死的なスポーツ障害であるが、適切な対策で予防が可能とされている。近年の日本の夏期の暑熱環境はますます過酷になっており、スポーツ現場での熱中症予防は重要な課題である。スポーツ活動に伴う脱水は熱中症の発症要因であり、脱水の評価は熱中症予防に有用である。唾液は脱水評価に利用できる可能性があるが、実際にはスポーツ現場では利用されていない。本研究は、唾液を検体として、簡便に脱水が評価できる方法の開発を目的としている。 平成31年度(令和元年度)は、健常成人男性28名を対象として唾液採取方法を検討するための実験を実施した。安静時において、各対象者から、それぞれ異なる日に刺激唾液と無刺激唾液とを採取し、それぞれの唾液内成分と血液内成分の関連性を比較検討した。刺激唾液は無刺激唾液に比較して有意に唾液量が多く、刺激唾液は無刺激唾液よりも唾液ナトリウム濃度および唾液浸透圧が有意に高かった。刺激唾液と無刺激唾液の唾液浸透圧はいずれも血清浸透圧とは有意な相関関係は認められなかった。唾液浸透圧は唾液採取方法(刺激の有無)によって、血清浸透圧の生理的変動値よりも大きく変化するため、少なくとも単回測定の唾液浸透圧で脱水を評価することは困難と考えられた。今年度の結果では、唾液を用いた脱水指標の確立には至らず,当初予定していた加齢や身体的要因が唾液中の脱水指標に与える影響についての実験は実施することができなかった。
- 研究概要(英)
- 参照URL
- https://researchmap.jp/7000005037/research_projects/13159569
- 担当研究者
- 赤間 高雄,枝 伸彦
- 担当研究者(英)
- 提供機関
- 日本学術振興会
- 提供機関(英)
- 制度名
- 科学研究費助成事業 基盤研究(C)
- 制度名(英)
- 研究種目
- 基盤研究(C)
- 研究種目(英)
- 研究機関
- 早稲田大学
- 研究機関(英)
- 年月From
- 2018年4月1日
- 年月To
- 2021年3月31日
- 配分額(総額)
- 4420000
- 配分額(直接経費)
- 3400000
- 配分額(間接経費)
- 1020000
- 資金種別
- 競争的資金
- 課題番号
- 18K10863
- KAKEN URL