「HPSCパッケージ・姿勢チェック(FAAB)研修プログラム」開催 2023年3月30日 13時00分 外傷・障害予防 2023年3月24日(金)、連携機関(アスリート支援:FAAB)のびわこ成蹊スポーツ大学様にて、「HPSCパッケージ・姿勢チェック(FAAB)研修プログラム」を開催しました。 続きを読む アスリートの姿勢や動作を評価するプログラムで、「Functional Assessment for Athletic Body」の頭文字から「FAAB(ファーブ)」と呼んでいます。FAABは、市販のwebカメラを用いて、アスリートを後ろ、横、上の3方向から、専用のアプリケーションにより同時に撮影でき、画像をフィードバック帳票に即時的に表示できることが大きな特徴です。 これにより、従来の1方向からの評価だけでは見つけることのできなかった、アスリートの姿勢や動作に関する課題を見つけることが可能となります。その課題に対して、アスレティックトレーナー等の外傷・障害予防に関する専門家の方から、改善エクササイズを提供します。 研修プログラムは、びわこ成蹊スポーツ大学ご所属の5名を対象に、前半は国立スポーツ科学センターのハイパフォーマンス・ジムでFAABを担当するスタッフから、機器の設置や撮影方法等について説明や実演を行いました。後半は、フィードバック帳票の作成に加え、HPSCパッケージ「FAAB」の活用方法や、フィードバック事例に関する意見交換も行われ、充実した研修プログラムとなりました。積極的にご参加くださいましたびわこ成蹊スポーツ大学の皆様、ありがとうございました。 2022年10月に連携機関(アスリート支援:FAAB)を指定後、各機関のご協力のもと、順次研修プログラムを開催しております。FAAB以外のスポーツ医・科学、情報分野からのサポートも含め、引き続き、居住地域にかかわらず、全国のアスリートがスポーツ医・科学によるサポートを受けられるような環境の整備を進めてまいります。 ■HPSCパッケージとは? これまでハイパフォーマンススポーツセンター(HPSC)が培ってきたノウハウ、講習会を含む各種スポーツ医・科学、情報分野からのサポートで用いた資料やアプリケーションといったコンテンツを「HPSCパッケージ」としてパッケージ化し、全国の各拠点で活動するアスリートが、HPSCと一貫したサポートを受けられるような体制の構築を推進しています。 「研修プログラム」とは、HPSCパッケージの各コンテンツの内容や実施方法を、HPSCのスタッフから専門家の皆様へ共有する研修のことです。 「研修プログラム」の受講を通して登録された専門家の皆様が、中央競技団体等の依頼に応じて、アスリートや指導者・コーチに対して、コンテンツを活用したスポーツ医・科学、情報分野からのサポートを実施することが可能となります。 「HPSCネットワークの構築」事業では、HPSCパッケージの開発を進めるとともに、パッケージ化した各コンテンツにおいて「研修プログラム」を実施し、アスリートをサポートするスタッフの育成を進めています。 ▶関連リンク 連携機関とは? 閉じる