国立スポーツ科学センター(JISS)学術機関リポジトリは、ハイパフォーマンススポーツセンター(HPSC)に設置されているJISSの研究成果を永続的に蓄積・保存し、インターネットを通してどなたでも無料でアクセスできるように公開する学術コンテンツデータベースです。このコンテンツを通じて、研究成果を広く知っていただくことを目的としております。本リポジトリに登録されているコンテンツ(特に学術論文)の著作権は、一般に発行者(学協会)に帰属しています。したがって、コンテンツの利用については著作権法に規定されている私的使用や引用などの範囲内で行ってください。もし著作権に規定されている私的使用や引用などの範囲を超える利用を希望する場合には、著作権者の許諾を得てください。
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論文
- タイトル
- 大腿四頭筋の安静時弾性と急速な力発揮を伴う運動パフォーマンスの関係
- タイトル(英)
- Relationship between resting quadriceps elasticity and explosive athletic performance
- 参照URL
- https://researchmap.jp/kodeshotaiki/published_papers/46176200
- 著者
- 足立 梨紗,小出所 大樹,中尾 学人,山形 一真,谷口 圭吾
- 著者(英)
- Adachi Risa,Kodesho Taiki,Nakao Gakuto,Yamagata Kazuma,Taniguchi Keigo
- 担当区分
- 概要
- 【目的】超音波せん断波エラストグラフィにて測定された大腿四頭筋の安静時弾性と急速な力発揮を伴う運動パフォーマンスの関係を検討した。 【方法】股関節屈曲90˚,膝関節屈曲0˚,90˚,120˚にて安静時の大腿直筋,内側広筋,外側広筋の弾性率を測定した。等尺性膝伸展時のトルク発揮率,スクワットジャンプ高,リバウンドジャンプ高,リバウンドジャンプ指数を計測し,各筋の弾性率との関係を分析した。 【結果】膝関節屈曲0˚では大腿直筋の弾性率とトルク発揮率に,膝関節屈曲90˚では大腿直筋の弾性率とリバウンドジャンプ指数に正の相関を認めた。膝関節屈曲120˚では広筋群の弾性率とトルク発揮率,スクワットジャンプ高,また内側広筋の弾性率とリバウンドジャンプ指数に正の相関を認めた。 【結論】筋短縮位及び軽度伸長位における大腿直筋,筋伸長位における広筋群の高い安静時弾性は急速な力発揮を伴う運動パフォーマンスに貢献する可能性が示された。
- 概要(英)
- <b>Objective:</b> The purpose of this study was to determine the relationship between resting quadriceps elasticity measured using shear wave elastography and explosive performance. <b>Methods:</b> Shear modulus was measured at 90˚ of the hip joint flexion at 0˚, 90˚, and 120˚ of knee joint flexion for the Rectus Femoris (RF), Vastus Medialis (VM), and Vastus Lateralis (VL). We measured rate of torque development during maximal isometric knee extension, squat jump height, rebound jump height, and rebound jump index as indices of exercise performance. <b>Results</b>: At 0˚ knee joint, a positive correlation was found between the RF and the rate of torque development. At 90˚ knee joint, a positive correlation was found between the RF and the rebound jump index. At 120˚ knee joint, the VM and VL were positively correlated with rate of torque development. A positive correlation was also observed between VM and the rebound jump index. <b>Conclusion:</b> High resting elasticity of RF in the shortened and mildly extended position and of VM and VL in the extended position may contribute to explosive performance.
- 出版者・発行元
- 一般社団法人 日本スポーツ理学療法学会
- 出版者・発行元(英)
- Japanese society of sports physical therapy
- 誌名
- スポーツ理学療法学
- 誌名(英)
- Japanese journal of sports physical therapy
- 巻
- 2
- 号
- 1
- 開始ページ
- 60
- 終了ページ
- 70
- 出版年月
- 2024年3月22日
- 査読の有無
- 招待の有無
- 掲載種別
- ISSN
- DOI URL
- https://doi.org/10.57495/jjspt.2.1_60
- 共同研究・競争的資金等の研究課題
研究者
小出所 大樹
(コデショ タイキ)