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論文
タイトル
静的な股関節外転ストレッチングが股関節内転筋群の筋スティフネスに及ぼす急性効果 せん断波エラストグラフィを用いた検討
タイトル(英)
参照URL
https://researchmap.jp/kodeshotaiki/published_papers/44117606
著者
加藤 拓也,谷口 圭吾,小出所 大樹,片寄 正樹
著者(英)
担当区分
概要
(背景)股関節外転ストレッチングにより股関節外転可動域の改善が報告されているものの,股関節内転筋群の柔軟性に及ぼす効果は明らかとされていない.本研究は股関節外転による静的ストレッチングが内転筋群の柔軟性に及ぼす影響を解明することを目的とした.(方法)対象は健常成人男性12名(24.0±3.8歳)とした.外転ストレッチングは,股屈曲0°および膝屈曲90°における最大股関節外転位にて1分×5セット実施し,セット間で10秒の休息を設けた.被検筋は長内転筋,大内転筋および薄筋とし筋柔軟性の指標としてせん断弾性率(kPa)をせん断波エラストグラフィ超音波診断装置にて定量した.ストレッチングの介入前後に最大股関節外転角度および外転0°から40°まで10°毎のせん断弾性率を各筋で計測した.(結果)介入後の最大外転角度(47.9°)は介入前(45.1°)と比較して有意に増加した(P<0.01,+6.0%).せん断弾性率は2次の交互作用を認め,介入後に長内転筋のみ外転30°にて8.9%(-1.3kPa),外転40°にて19.9%(-5.0kPa)有意に低下した(P<0.01).一方,大内転筋および薄筋は交互作用および時間の主効果を認めなかった.(考察)股屈曲0°および膝屈曲90°位での股関節外転ストレッチングは,最大外転角度を増大させ,長内転筋の柔軟性を改善させる一方,薄筋および大内転筋には影響を与えないことが示された.(著者抄録)
概要(英)
出版者・発行元
(一社)日本臨床スポーツ医学会
出版者・発行元(英)
誌名
日本臨床スポーツ医学会誌
誌名(英)
31
3
開始ページ
467
終了ページ
475
出版年月
2023年8月
査読の有無
招待の有無
掲載種別
ISSN
1346-4159
DOI URL
共同研究・競争的資金等の研究課題
研究者
小出所 大樹 (コデショ タイキ)