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人材検索について
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最終更新日:2024/09/27
元永 恵子
モトナガ ケイコ
(Keiko Motonaga)
共同研究・競争的資金等の研究課題
- タイトル
- 運動後の筋グリコーゲン回復に影響を及ぼす要因の解明:効果的な栄養戦略立案に向けて
- タイトル(英)
- 研究概要
- 筋グリコーゲン(Gly)の減少はパフォーマンス低下や筋疲労の一要因となるため、運動により減少した筋Glyを素早く回復することが重要となる。 令和4年度は、複数競技種目の競技者における異なる筋を対象とした筋Gly測定を実施した。レスリング選手を対象として、約1週間の急速減量後、計量の11時間前に回復食(炭水化物6.1g/kg)を摂取させた。減量により、筋Gly濃度は大腿部では36%、上腕部では50%減少した。回復食摂取により、大腿部では計量までにほぼ回復したのに対して、上腕部では74%までしか回復しなかった。陸上競技競歩選手を対象とした事例研究では、通常の摂取量よりも多くの炭水化物(16g/kg/日)を摂取させることにより、大腿部前面の筋よりも、大腿部後面の筋においてより大きく筋Gly濃度が増加することが示された。スキーコンバインド選手を対象として、レースを想定した24分間の滑走運動が上腕部および大腿部の筋Gly濃度に及ぼす影響を調べた結果、運動後に両部位で有意な減少が認められたが、その減少の程度は、大腿部よりも上腕部でより大きい傾向にあることが認められた。以上のことは、運動や急速減量による筋Glyの低下や、高炭水化物を含む回復食摂取による筋Gly回復効果は筋の種類により異なり、それらには、競技種目や競技動作の違い、筋線維組成や代謝特性の違いが関係している可能性が示された。 さらに、運動を伴わないGlyローディングによる、異なる筋での筋Gly濃度変化の違いを明らかにする研究の追加実験を実施した。最終的に、健康な成人男女11名を対象とした測定の結果、3日間の高炭水化物食(10g/kg/日)摂取により、上腕部、大腿部ともに筋Gly濃度は約23%増加したが、両部位の変化量の間に相関は認められず、昨年度までのデータをより強固なものにすることができた。
- 研究概要(英)
- 参照URL
- https://researchmap.jp/k.motonaga/research_projects/30022753
- 担当研究者
- 高橋 英幸,亀井 明子,元永 恵子,石橋 彩,近藤 衣美,下山 寛之,小島 千尋,赤澤 暢彦
- 担当研究者(英)
- 提供機関
- 日本学術振興会
- 提供機関(英)
- 制度名
- 科学研究費助成事業 基盤研究(B)
- 制度名(英)
- 研究種目
- 基盤研究(B)
- 研究種目(英)
- 研究機関
- 独立行政法人日本スポーツ振興センター国立スポーツ科学センター
- 研究機関(英)
- 年月From
- 2019年4月
- 年月To
- 2023年3月
- 配分額(総額)
- 16380000
- 配分額(直接経費)
- 12600000
- 配分額(間接経費)
- 3780000
- 資金種別
- 課題番号
- 19H04017
- KAKEN URL